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メガヒット作『GANTZ』の奥浩哉先生最新作!『いぬやしき』!吉田尚記「今、一番面白いところに向かって、ズァーと突き進んでいる!」

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける“マンガマニア”で、“マンガ大賞”の発起人でもあるニッポン放送アナウンサー吉田尚記と球界きっての“漫画好き” 里崎智也さんが毎週1冊オススメの漫画を紹介する「講談社presents 吉田尚記のコミパラ!with 里崎智也」

第8回目にご紹介したのは、『イブニング』にて好評連載中の『いぬやしき』(著:奥浩哉)!

 

今回ご紹介する『いぬやしき』の著者・奥浩哉先生は、実写映画化もされ、大ヒットとなった漫画『GANTZ』という作品の著者でもあり、名前を目にしたことがある人も多いだろう――。

吉田:他とは全然違う漫画の作り方をするこの『イブニング』に、奥浩哉さんという大ヒット漫画家さん、
   この方、『GANTZ』とかご存知ですか?

里崎:『GANTZ』知ってますよ!映画にもなってますよね。

吉田:『GANTZ』の原作者の人ですよ!実は、今、『イブニング』に移って来て、
   『イブニング』で描いているのがこの『いぬやしき』って漫画なんですけど。
   絵で見て頂いても、この『GANTZ』のときも現代社会を物凄い細かいタッチで
   何かおどろおどろしい雰囲気を醸し出しながら描くのが凄い上手いじゃないですか?
   ここに物凄く他の人とは、全然違う発想を持ってきたんですよ。
   要はですね、凄い能力を持ったヒーローと凄い能力を持った敵が闘っていく。
   でも、この2人とも宇宙人から能力を授けられちゃったらしくて、自分でもよく分かってない。
   だけど1人は、同じ能力を人助けに使い、1人は、この世の中を全部破壊してやれみたいな
   方向に使うっていう物語なんですよ。

『いぬやしき』の最大の特徴と言っても過言ではないのが、タイトルにもなっている犬屋敷壱郎という主人公のキャラクター。どんなキャラクターかというと――。

吉田:これって、普通に考えて、まず悪役の方から言うとイケメンなんですよ。
   めっちゃイケメンなんですよ。
   これが何か悪いことをしていると、「ちょっとどうなの?」みたいなことで、
   みんなが「本当にあんな悪魔のような奴を何とかして欲しい」ってなるじゃないですか。
   もう1人、能力を持ってしまった人がおじいちゃん!!

里崎:そうなんですよね(笑)ここがおじいちゃんですからね!

吉田:(タイトルの)『いぬやしき』ってどういうことだよ!っていうのは、
   これ、犬屋敷壱郎さんというヒーローっぽくですねぇ。名前として。
   この犬屋敷壱郎さんが色々と本当に異能力を発揮しまくって、
   獅子神皓っていう相手、こっちはイケメンですよね、名前からして。
   獅子神皓と闘っていくという物語なのですが、
   やっぱり、普通ヒーローものって、初めからヒーロー強いじゃないですか。
   強いのに気が弱いっていうところから―……

里崎:あっはっはっは(笑)すぐ泣いちゃったりしますしね。

吉田:すぐ泣いちゃいますし。だって、一番初め、本当に気持ち分かるなって思うんですけど、
   自分の家庭があるんですけど、思春期の娘と息子がいるんだけど、おじいちゃんみたいな見た目、
   一応、58歳なんだけどルックスがどう見ても70代に見えるっていう設定な犬屋敷さんなんですけど。
   娘たちに何か言われると、何か「うっ……」ってなっちゃう気の弱さ。
   コンビニの前に若者がたむろってると入れないっていう。

里崎:まぁ、日常ですよね!おじいちゃんからすると。

吉田:気持ちは凄く分かるんですけど。
   でも、そういうときに、コンビニの前でたむろってるだけだったらともかく、
   そこでタバコの吸い殻とか捨ててたりしたら、
   本当は、「お前らー!」ってみんな思うじゃないですか。
   思いますけど、何も出来ないんですよね、普通ね。
   おじいちゃん出来なかったんだけど、凄い能力を得ちゃったから、
   そこでまずは、そういう奴らをボッコンボッコン……。ちゃんとするんですよ。
   それは漫画として凄く気持ち良いんだけど、それが始まって、でも、獅子神が現れて、
   東京中というか世界中を巻き込んだ大バトルになって、ここが永遠、気持ち良いんですよ!
   何かね、おじいちゃんがやっていることがめっちゃ正しい!

前作『GANTZ』でもそうだったが、奥浩哉先生の漫画はとにかく細かい部分までリアルに描かれており――。

吉田:この漫画、凄いのがセリフが物凄く少なくて、
   絵がめちゃめちゃ描き込まれているっていう異様な作品!

里崎:確かに!!しかもリアルでね。街並みとかもそうですけど。

吉田: その街があっという間に獅子神が出て、大変なことになっていったりする。

現在、単行本が9巻まで発売されている『いぬやしき』だが、すでにアニメ化、そして、実写映画化も決定している。

吉田:本当、今、一番面白いところに向かって、ズァーと突き進んでいる!
   そして、絵が綺麗で物凄く文字が少ないので読もうと思うと、
   1冊15分で読める漫画だったりもしてですね。
   これ、本当にちょっと異様な作品ですよ!
   10月からはフジテレビ・ノイタミナ枠でアニメ化されて、さらに実写化されるんですけど、
   2018年に公開されるんですが、獅子神くんからいきましょうか。
   敵役が佐藤健!

里崎:おー!ぽいね!ぽいぽいぽい!

吉田:色気のある恐い感じでしょ!犬屋敷役!注目!

里崎:おじいちゃんですからね!

吉田:木梨憲武さん!あーー!っていう!

アニメ化、実写映画化とこれからさらに盛り上がっていくであろう『いぬやしき』。
今のうちに原作を読んでおくことをオススメしたい!

吉田アナウンサーと里崎智也さんが『いぬやしき』(著:奥浩哉)を紹介している模様は、こちらから聴くことが出来る!

『イブニング』にて好評連載中の『いぬやしき』(著:奥浩哉)は、現在、第9巻まで絶賛販売中!

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