アニメソング(以下アニソン)を取り扱うレコード会社・関連企業10社が集まり新会社「株式会社アニュータ」(本社:東京都渋谷区、代表取締役:佐々木史朗)を設立、2017年3月24日より世界初のアニソン定額配信サービス「ANiUTa(アニュータ)」を発表し専用アプリの提供をスタートさせた。
その発表記者会見が3月24日、東京・千代田区の神楽座で行われた。
吉田尚記アナウンサーの進行により、鈴木みのり、諏訪ななか(Aqours)、三森すずこ、吉岡茉祐(Wake Up, Girls!)、駒形友梨の順に5人のアーティストが登壇した。
月額600円(税込)で5万曲以上の「アニソン」が聴けるこの「ANiUTa(アニュータ)」について、鈴木は「今まではアニメをチェックするとことからやっていたけど、これで探しやすくなりますね。検索も試聴もしやすいですし。今までよりいっぱい多くの曲に触れられます」、諏訪は「CDでしか手に入れられなかったアニソンが多かったけど、これで新曲もすぐにチェックできます」、三森は「ラジオ番組のゲストさんの下調べとして、楽曲を検索して購入したりしていましたが、これで簡単になります。ライブのコラボで自分のではない曲を唄う時の練習としても、歌詞がついている曲が多いので便利です」、吉岡は「ライブで共演する方の曲の予習復習に役立ちます。さくさくと使いやすいです」、駒形は「今まで携帯で音楽を聞いていたときは容量がすぐいっぱいになっていましたが、これは容量気にせず5万曲も聞けます。カラオケのレパートりーも増えますね」と、プライベートから仕事まで様々な使い方を披露した。
そしてアプリ操作を、三森が実際にスマホ端末で挑戦。自身の名前で検索するとソロからキャラソンまで、網羅した内容でさくっと出てくることに感心していた。
そして、ユーザーが気軽に自分好みのプレイリストを作れることから、登壇の5人も自身の作ったプレイリストを発表。
「おすすめアニソンアルバムを作る感じで組み立てました。『暗黒天国』は小学生の時の思い出の曲」(鈴木)
「今まで配信サービスにはキャラソンがあまりなかったので、キャラソンを中心に」(諏訪)
「学生時代レッスン三昧であまりアニソンに触れていなかったので、大人になって声優人生を一緒に歩んできた曲たち」(三森)
「声優になってから関わらせていただいた曲が半分と、中高生時代のバイブルともいえる曲を。『もってけ!セーラーふく』はクラスの女子半分で踊ってました」(吉岡)
「坂本真綾さんが大好きで最初はもっと入れていたんですけど減らしました(笑)。『プリンセスプリキュア』のOPはオーディションでも歌ったいた思い出の曲」(駒形)
・・・と、それぞれのこだわりと想いの詰まったプレイリストを紹介した。そのプレイリストはアプリの中でチェックし聴くことができる。
最後にアーティストを代表して鈴木から、「イチオタクとして聞いてきた曲を、ひとつのアプリで聴けることがすごくうれしい。もっともっとアニソンに詳しくなって行こうと思います。一緒に「ANiUTa(アニュータ)」を楽しんでいきましょう!」との挨拶が行われた。
続いて、参画会社各社の代表も登壇した。
その登壇者は以下の通り。
株式会社アニュータ・株式会社フライングドッグ 代表取締役社長 佐々木史朗
※以下五十音順
エイベックス・ピクチャーズ株式会社 代表取締役副社長 勝股英夫
株式会社KADOKAWA 代表取締役 井上伸一郎
サンライズ音楽出版株式会社 代表取締役 指田英司
東映アニメーション音楽出版株式会社 取締役 島谷浩作
東宝株式会社 取締役 大田圭二
株式会社フロンティアワークス 代表取締役会長 及川武
株式会社ポニーキャニオン 代表取締役社長 吉村隆
株式会社マーベラス 常務取締役 松本慶明
株式会社ランティス 代表取締役社長 井上俊次
それぞれの挨拶では、自身のアニソンのレパートリーを発表するという興味深い流れとなっていた。
株式会社アニュータ 佐々木史朗社長は「従来のサブスクリプションサービスが全国チェーンの総合ショップとすれば“アニュータ”は専門店。専門店ならではの品ぞろえ、サービス、専門性、そしてアニメ・アニソンへの愛が売りになる」と、アニメ・アニソンへの熱い思いと今後の拡大への思いも込めて語っていた。
アプリのほか、「ANiUTa(アニュータ)」で配信しているアーティストによるライブの開催も発表された。
【イベント概要】
タイトル:アニュータライブ2017「あにゅパ!!」
開催日/開演時間:2017年5月13日(土) 開場 17:00/開演 18:00
会場: 国立代々木競技場 第一体育館
参加アーティスト: Aqours、ALI PROJECT、Wake Up, Girls!、May’n
アニュータ会員限定先行: 2017年4月1日(土)12:00~
このほかにも様々な発表があったその詳細は公式サイトで確認できる。
https://aniuta.co.jp/
取材陣の立ち見も出る、注目の集まる会見となった「ANiUTa(アニュータ)」。引き続き注目していきたい。