シネマアナリストの八雲ふみねが映画・ODS上映作品について紹介する「八雲ふみねのシネマコンプレックス」。
第31回は、5月6日から公開される『劇場版FAIRY TAIL –DRAGON CRY–』を特集します。
魔導士ギルドの活躍と物語の起源に迫る劇場版
2006年より「週間少年マガジン」にて連載開始、今年で連載10周年を迎える「FAIRY TAIL」。
魔導士ギルドの活躍と成長を描いた物語は幅広い年齢層に愛されて全世界累計発行部数6,000万部を超える大ベストセラーとなり、テレビアニメは全277話という長期にわたり放送されて大人気を博しました。
そしてファン待望の劇場版第2弾となる『劇場版FAIRY TAIL –DRAGON CRY– 』が、堂々完成。
人間によって葬られたドラゴンたちの怒りが宿る杖“竜の涙(ドラゴン・クライ)”をめぐり、“妖精の尻尾(フェアリーテイル)”のメンバーが冒険を繰り広げます。
世界を滅ぼすほどの力を秘めているという言われている魔法の杖”竜の涙”。
フィオーレ王国の神殿に奉られたこの杖が、反逆者ザッシュによって奪われ、ステラ王国の国王・アニムスの手に渡ってしまう。魔導士ギルド・妖精の尻尾(フェアリー・テイル)のナツ、ルーシィ、ハッピー、グレイ、エルザ、ウェンディ、シャルルは”竜の涙”奪還の命を受け、ザッシュを追ってステラ王国に潜入。
そこで彼らは、アニムスに使える魔術師・ソーニャと出会う。竜の涙を我が物にしようとするアニムスの狙いとは?
そして国を救いたいと願うソーニャの秘密とは?!
様々な思いが交錯する壮絶な戦いの中で、ナツの本能が覚醒する…。
今作は、原作者・真島ヒロが自ら描き下ろした約200ページに及ぶ渾身のネームを基に作られた、オリジナルストーリー。
断崖絶壁に囲まれた孤島ステラ王国を舞台に、ナツやルーシィたちオリジナルメンバーに加え、劇場版オリジナルキャラクターとしてアニムス、ソーニャ、サッシュが登場。
柿原徹也、平野綾、釘宮理恵らテレビアニメ版でお馴染みの声優が集結。
さらに古川慎、悠木碧、 斉藤次郎が加わってキャラクターに命を吹き込み、劇場版を盛り上げます。
監督は南川達馬、脚本は米村正二、そしてキャラクターデザイン・総作画監督は山田裕子が務め、迫力の映像が完成しました。
「FAIRY TAIL」の魅力と言えば、なんと言っても、魔法、ドラゴン、悪魔といった王道ファンタジーの要素が詰まっているトコロ。
多種多様な魔法を使って繰り広げるバトルは臨場感があり、日本だけでなく海外からも高い評価を受ける由縁でしょう。
連載中の原作は、すでに最終章に突入。
この『FAIRY TAIL』はその最終章へとつながるエピソードのひとつ。
エンディングに向けてますます加速する興奮と感動、見逃すわけにはいきませんっ!
劇場版FAIRY TAIL –DRAGON CRY–
2017年5月6日から全国ロードショー
原作:「FAIRY TAIL」真島ヒロ(講談社「週刊少年マガジン」連載)
監督:南川達馬
脚本:米村正二
キャラクターデザイン・総作画監督:山田裕子
キャスト:柿原徹也、平野綾、釘宮理恵、中村悠一、大原さやか、佐藤聡美、堀江由衣、古川慎、悠木碧、 斉藤次郎 ほか
©真島ヒロ・講談社/劇場版フェアリーテイルDC製作委員会
公式サイト http://gaga.ne.jp/FT.DC/