2017年4月現在の肩書は【株式会社ニッポン放送 ビジネス開発センターネクストビジネス戦略部副部長アナウンサー】!カルチャー情報サイト「yoppy」アイコン吉田尚記関連のあれこれをぎゅっと詰めました!

彼女は何故、死んでしまったのか!?淡く儚い青春ミステリー漫画!『君が死ぬ夏に』 !吉田尚記「宣言しますわ!これ、最後まで読みます!気になってしょうがない!」

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける“マンガマニア”で、“マンガ大賞”の発起人でもあるニッポン放送アナウンサー吉田尚記と球界きっての“漫画好き” 里崎智也さんが毎週1冊オススメの漫画を紹介する「講談社presents 吉田尚記のコミパラ!with 里崎智也」

第6回目にご紹介したのは、『別冊少年マガジン』にて好評連載中の『君が死ぬ夏に』(著:大柴健)!

 

『君が死ぬ夏に』というタイトルの“君”とは誰のことなのか――。
吉田アナウンサーがまずは、気になる内容について語り出した。

吉田:先に申し上げましょう!ヒロインが死んでおります。

里崎:え? もう?

吉田:1話で死んでおります。どう死んでいるかという死に方なんですけど、
   これがね、何で死んだか分からない。
   一番初めにそのヒロインが出てくるんですけど、幽霊なんです!
   ただ、幽霊なんだけど、ここが不思議で、これ普通の高校生の物語ですよ。
   普通の高校生の山野くんとか出てきて、山野くんは、その女の子が亡くなってしまう前から
   ちょっと勘が良いなみたいことを思われているタイプなんですよ。
   「まるで、シャーロックホームズみたい」みたいなことを言われている。
   でも、普通の高校生の山野くんの好きだった谷川さんっていう女の子が出てくるんだけど、
   谷川さんは、どうやら夏休みになったあとに死んじゃってるみたいなんですよ。
   その死んじゃっているあとに、どういう訳かその人が幽霊になって、
   尚且つ、タイムスリップして、夏休み前の山野くんのところに来ているらしいんですよ。
   その幽霊の女の子は、色んなことがあったショックで自分が何で殺されて、
   今、ここにいるのか全然、分かっていない。だけど、殺されるまでの記憶はあるんですよ。
   記憶があって、この二人が一緒になって、じゃあ、その本人が殺されちゃったらマズいから、
   山野くん、何だかんだ言って、谷川さんのことが好きですから、殺されちゃマズいから、
   何とかして、この君が死んでしまう夏を阻止しなければ――っていう物語。

主人公の山野は、同級生の谷川さんに思いを寄せる高校2年生。
ある日突然、彼の前に、その想いを寄せる同級生の谷川さんが幽霊になって現れる。
どうやら彼女は、“ある事件”に巻き込まれ、その末に死んでしまったらしい。
谷川さんを死から救うため、山野は未来を変えようと奔走するが─…という青春要素やミステリー要素、恋愛要素など色んな魅力にあふれている『君が死ぬ夏に』。

里崎:だからか!帯に、君が死ぬまであと1カ月って書いてある。

吉田:そうなんですよ。だから、これ病気モノとかじゃないんです。
   病気モノとかじゃなくて、クラスメートが1人、自殺したりしてて、
   その自殺とこのストーリーは関係があるんじゃないかと思って、
   山野くんが捜査を始めていくんですよ。

里崎:ちょっと意味深いストーリーっすね!

さらに、吉田アナウンサーは、ミステリーの手法を解説しながら、『君が死ぬ夏に』の謎の多さを語り始めた――。

吉田:しかも、ミステリーって好きな人は聞いたことがあるかもしれないですけど、
   “ホワイダニット”っていう方法と“ハウダニット”って方法と“フーダニット”って方法――、
   これ何かというと、5W1Hってあるじゃないですか。“where”とか“what”。
   つまり、ミステリーのときに誰が殺したのかっていうのを探していくタイプの作品は、
   “フーダニット”って呼ばれるんですよ。
   殺害方法が分からない。どうやって殺したんだ。密室じゃん、これ――みたいなやつっていうのは、
   “ハウダニット”っていうやつなんですよ。
   “ホワットダニット”だと、誰が何を殺したとか、もしくは何を使って殺したのかとか
   そういう色んな質問になって来るんですけど。
   この作品、まず、当然ですが、犯人が分からない。いっぱい怪しそうな人は出てくる。
   本人、殺されちゃってるんだけど、何で、どうやって殺されたかに至ることも全然、分からない。
   その一方で、殺されたことは分かるんだけど、殺し方について、
   普通ミステリーが題材にするもの全部、謎なんですよ!
   謎のダイイングメッセージみたいなのを幽霊の女の子が持って来ているんだけど、
   それも意味合いが深すぎて、本当にどうしてこれが、手元にあったかも分からないっていう状態で。

現在、4巻まで発売中の『君が死ぬ夏に』。吉田アナウンサーは、4巻まで読んだ結果、“ある宣言”をする――。

吉田:確かに、初めより10%から20%、この話のこと分かってるんですけど、
   まだ全体像が分かんなくて……。
   宣言しますわ!これ、最後まで読みます!気になってしょうがない!
   この幽霊システムとタイムスリップシステムって両方ともミステリーとかだと良くあるんですよ。
   ただ、2つ組み合わせたのが滅多にないの!

謎が謎を呼ぶ青春ミステリー漫画『君が死ぬ夏に』。谷川さんは、何故、殺されたのか――。
その犯人は――。そして、山野は谷川を助けることが出来るのか――。
全ての真相が分かるまで、是非ともリアルタイムで読んで頂きたい。

吉田アナウンサーと里崎智也さんが『君が死ぬ夏に』(著:大柴健)を紹介している模様は、こちらから聴くことが出来る!

 

『別冊少年マガジン』にて好評連載中の『君が死ぬ夏に』(著:大柴健)は、現在、第4巻まで絶賛販売中!

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