2016/1/20(水)深夜「ミュ~コミ」生放送のゲスト「劇作家・根本宗子」との生放送終了直後トーク(抜粋)
吉田:今日の生放送の余波、スゴイですよ!
根本:良かったです、出していただいて。
吉田:超実践的でした「20歳童貞男子は29歳女子を探せ!」
根本:今私26歳ですけど、25歳過ぎた頃から結構結婚考えていて、30歳過ぎるとマズイな。と。
吉田:で、今日の生放送で、電話で話した、根本さんのような“クリエイター女子”を前に何も出来ない20歳童貞男子の相談に対する答えがこれ。
根本:私、本当は男の人の前にグイグイ行かないタイプなのですが、反対に見られたりして、憧れる面があるわけで、でも反面、そう思われるのもイヤだなと。。。自意識過剰ですね。だから、芝居のチラシには自分自身が出演していることをアピールする意味で、主演でも無い場合にも自分のビジュアルを入れるようにしているんですよ。普通、劇団の主宰はビジュアルとか全面に押し出したりしないじゃないですか。だから、人がやらないことをやる的な。スキマ産業ですね。
吉田:根本さんは演るのと書くのとどっちが好きですか?
根本:どっちも好きですね。書いているだけだとフラストレーション貯まるし、出ることで発散できるみたいな。。。よその舞台に出ることも年に1~2本はあります。
正義の人同士の対立にハラハラするのが好き
吉田:でも、(小劇場的な)イメージと真逆で、だいたい“正義の人”ですよね
根本:そうなんです、私の書く芝居もだいたい“正義の人”の話ですね。対立構造の向こうに正義がある、みたいな。「誰かの正義の話」正義って人それぞれによって違うじゃないですか。でも、近頃そういう対立を書く人をあまり見ないので。対立でハラハラするの好きなんですよ。
吉田:最近、“新海誠”さんと「どうしてこんなキレイな恋愛ばっかり、みたいなの作るんでしょう?」という話しをしたら、「クリエイターのそういうのって、自分の性癖を見つけるみたいなものだ」という話になって。性癖は選べない。それを見つけるかどうかがクリエイターのカギみたいな。
おとなの都合と戦う「趣里vs蒼波純」
吉田:今回の舞台『ねもしゅーのおとぎ話 ファンファーレサーカス』これも対立構造ですか?
根本:そうですね、最後の方は解りやすく対立しますね。でも、蒼波純さんがふわっとしてるじゃないですか。だから、対立は作りにくい様な気がするかもしれないんですけど、そうでは無くて、実は、純ちゃんは自分の生理に正直な人で、結構はっきりしてるんですよ。で、おとなの都合で成り立ってる今の世の中と対立するのが趣里ちゃん。そのふたりの葛藤を世の中の仕組みとの対立として描くのが今回の作品。
吉田:それが「ファンタジー格闘演劇」というキャッチフレーズに。
根本:「20歳童貞男子」にバレンタインデーに「29歳女子」と一緒に観に来てもらいたいですね。
あと、私を「オールナイトニッポン」のパーソナリティーに是非採用してください!
吉田:私にはキャスティング能力は全くありませんが、確かに2時間自分で喋ったほうがいいですね(笑)
ねもしゅー企画vol.2 ねもしゅーのおとぎ話 2016年2月11日(木・祝)~2月14日(日)新宿FACEで公演!