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youtuberの月収は「747万円」で、コスプレイヤーは「16万円」!?~話題の「日本の給料&職業図鑑」著者が“職業”に抱くアツい想い

2016年1月の発売以来、累計25万部を突破した「日本の給料&職業図鑑」シリーズ。「youtuber」の給料の金額がネットやテレビ、ラジオなど様々なメディアでも取り上げられ話題を巻き起こしているが、この本には「職業」に対する著者の想いが詰まっていた。

1弾

「日本の給料&職業図鑑」給料BANK 著

ありそうで無かったこの本を世に送り出したのは、サイト「給料BANK」編集長の山田コンペーさん。なんとラジオレポーターをFM北海道AIR’Gでしていた経験があるという。

「舞台俳優、映画監督を目指して北海道で活動をしていて、その一環でラジオレポーターもやっていました。夢を叶えてやろうと上京したんですけど、挫折したんですね。そこで、就職どうしたらいいんだろうということになって。26~7歳のときだったんですけど、それまで就職したことがなかったので、いろいろ考えたうえで、学校行き、WEBデザイナーになりました。そのまま、サラリーマンとしてWEBディレクターなどやって、(独立して)ポータルサイターにジョブチェンジしました」

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「給料BANK」編集長 山田コンペーさん

 

そんな山田コンペーさん自身の経歴と経験が、職業紹介のポータルサイト“給料BANK”を作る根幹となった。

「夢に挫折して、就職するとき、どの職業の給料が良くて、いい仕事なのか全然わからなかったので、それなりにスキルが身についたら給料を紹介するサイトがやりたいなあと思っていたんです」

そこにはアツい想いも詰まっていた。

「子供たちにも見やすいんじゃないかと思ってRPG風の絵を付けました。どんな職業があるのかを小さなころから理解する、そのきっかけのひとつになってくれるといいなと」

その想いは子供だけでなく大人にも・・・

「大人が働くことに疲れていて、あまりかっこいいなって思えなかったことが以前ありました。でも就職して、家族を持って働いて頑張ってる人たちの姿を実際に目にして、そのカッコよさを表現することで、士気を高めてあげたかったんです」

バスガイド

バスガイド

パティシエ

パティシエ

エステティシャン

エステティシャン

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労働基準監督官

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広告代理店勤務

『バスガイド』『パティシエ』『エステティシャン』そして今注目の『労働基準監督官』『広告代理店勤務』など、何百種類もの職業が取り上げられているが、その切り口にも深いこだわりがある。

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「日本のサブカル文化の火をつけるひとつにならないかなと思って、例えば『歌い手』とか『コスプレイヤー』とか実際にはまだ“職業”とみなされていないようなものも“職業”にしたいな、“職業”として見てあげたいなというのがあったんです」

歌い手

歌い手

コスプレイヤー

コスプレイヤー

そんなコスプレイヤーは月収「16万円」と紹介されている。コスプレコンサルタントに取材しての金額だが、twitter上で賛否両論が巻き起こったことも。

「このような議論が起きることで、職業について考えることがより一層盛り上がるのかなと思います」と語る山田さん。金額化が難しい『専業主婦』についても、議論を巻き起こしたいという気持ちで独自算出した。

他に算出が難しかった職業をたずねると、屋台の『おでん屋』さんだというが、「本の制作時期に『おそ松さん』がブームになっていたので乗っかってみました」というこぼれ話も。

2弾

「日本の給料&職業図鑑 Plus」給料BANK 著

そして『宝塚女優』の給料はシリーズ第2弾「日本の給料&職業図鑑Plus」に“不明”と掲載されている珍しいパターン。実際にも、調査が難しかったとのことではあるが、宝塚歌劇団の規範「すみれコード」にあえて沿うことで、その“謎”職業感を出したかったとのことだ。

youtuber

youtuber

そして、一番反響があったのは、やはり「youtuber」とのこと。第1弾では 月収“634万円”となっていたが、第3弾「女子の給料&職業図鑑」では上昇し“747万円”に。そこで「高すぎないか!?」とネットで大きな話題となり、そこからラジオやテレビにも波及していった。トップランカーから算出した金額とのことだが、こうした「職業」の議論が起こることが、山田さんの望んでいたことに違いない。

3弾

「女子の給料&職業図鑑」給料BANK 著

そんな山田さんが、新しい“職業”として次に注目するのは「ドローン操縦士」。民間資格もできてきているようで、国家資格への動きもあることから、納得だ。

「アニメやゲームにも展開して、『こういう職業があるんだよ』と知ってもらう機会をさらに広げたい」と今後への想いも最後に話してくれた山田さん。こうした一貫したアツい想いが、「日本の給料&職業図鑑」のページに詰まっている。

<取材・文:yoppy編集長 安田 隆也>