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わーすた 初のフルバンドワンマンライブで新しい境地へ

4月22日(土)の夜、Zepp DiverCity東京で、アイドルグループ・わーすたのワンマンライブ「The World Standard ~夢があるからついてきてね~」が行われた。

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わーすたは、2016年5月にメジャーデビューした5人の女の子によるアイドルグループ。World Standard(=世界基準)を目指して世界に“KAWAII”を発信していくことをコンセプトにしている。その活躍は、去年メジャー1stシングル発売後のライブハウスツアーは全公演SOLD OUT、その後、台湾やタイでのイベントにも招待されていることから分かる通り、大躍進しているといっていいだろう。ニッポン放送では去年10月から今年3月までの半年間、冠番組「わーるどすたんだーどニッポン」のラジオパーソナリティを5人揃って担当した。

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今回は、わーすたにとって初めてのフルバンドでのワンマン、さらにワンマンで過去最多となる2000人を動員するライブということで、yoppy編集部は開演前の楽屋にお邪魔して、メンバー全員にインタビューを敢行した。まず、リーダーの廣川奈々聖にフルバンドライブを前にした心境を聴くと、「個人的にも、わーすた的にもずっと挑戦してみたかったことなので、実現できてすごく嬉しいです!」と、ライブが楽しみで仕方ない様子。このライブは念願のフルバンドライブということで、思い入れもひとしおだ。さらにメンバーに開演前の意気込みを聴いてみたところ、16歳の最年少メンバー・三品瑠香は「私も客観的に観たいくらい。ほんとにカッコよくなると思います!」と、興奮して語ってくれた。小玉梨々華は「歌の入りやリズムの取り方がバンドでは全然違ったので、歌い慣れていないときは歌いにくさや、ダンスの踊りにくさがあった。でも、たくさんリハーサルしたのでもう大丈夫!」と、今までと違うスタイルに戸惑いつつも練習で自信をつけたようだった。

バンド名は、「猫の手も借りたい」という言葉にちなんで、「NEKONOTE BAND」と名付けられた。バンドメンバーも豪華で、ガールズバンドSORAMIMIからむらたたむ(Dr)、GLAYなどのサポートベースを務める岩永真奈(Ba)、ジャズギタリスト布川俊樹に師事された瀬川千鶴(Gt)、西野カナやでんぱ組.incや数々のアーティストのレコーディングにも参加している岸田勇気(Key)。

そんな精鋭を引き連れて、いよいよフルバンドライブ開演。わーすたメンバー1人1人を紹介するオープニング映像が終わるとともに、バンド演奏による激しいロックサウンドのOvertureが聴こえてきた。今までのライブと圧倒的に違う雰囲気に会場は一気にヒートアップ。Overtureが終わると舞台を隠していたスクリーンが落ち、わーすたメンバーの5人が舞台上に登場。バンドサウンドに合わせたロックテイストの黒い衣装に、トレードマークのネコミミがしっかりついている。そして廣川奈々聖が「ついにきました!」と、演奏に負けない強い声で観客たちに呼びかけた。

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1曲目の『いぬねこ。青春真っ盛り』は、わーすたのライブでは定番の盛り上がる代表曲。サビの「猫?猫?にゃんにゃんにゃん? 犬?犬?わんわんわん?」の部分は観客も一緒に歌える楽しい一曲だ。いつもは可愛らしいこの曲も、カッコ良いバンドアレンジになって一味違う迫力が出ていた。松田美里が、開演前のインタビューで「わーすたの楽曲はいろんな表情があると思うんですけど、曲の可能性をまだまだ感じるくらいアレンジしてもらったりとか、“こんな表現の仕方がまだあったんだ!”というふうに驚きました」と話していたように、わーすたの楽曲のロックな一面を見ることが出来たスタートだった。

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また、ライブの合間ではファミコンRPGゲーム風の映像が流れ、架空の世界でメンバーがワールドツアーをしながら、大陸を渡ってクエストするというストーリーで進行。ライブが進むにつれて、ゲームの中でわーすたメンバーがどんどん仲間になって増えてゆき、アンコール前ラストの楽曲『うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ』(略して「うるチョコ」)で全員でトリケラトプスを倒すという物語であった。

新曲も続々と披露された。3月末の定期ライブで初お披露目された新曲『Magical Word』は、メンバーが習得中の外国語、英語・韓国語・中国語・フランス語を取り入れた楽曲。さらに、これに加えて2曲の新曲も初披露された。家族への愛を歌った『ねぇ 愛してみて』はコントラバスの音色とメンバーのハーモニーが美しいバラード。そして直球ラブソングの『Stay with me baby』だ。今月19日に3rdシングル「Just be yourself」がリリースされたばかりだが、すさまじいスピードで新曲が発表されてゆく。わーすたはそれだけ勢いのあるグループなのだ。

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このライブでは、アンコールを含めて19曲を披露した。そんなわーすたの全ての楽曲を手掛けるサウンドプロデューサー・鈴木まなかは、若干23歳。「女版ヒャダイン」とテレビ番組等で紹介されている期待の音楽家。彼女の手にかかればアイドルソングの枠を超えて一風変わった曲と歌詞が出来上がる。今回のフルバンドライブでは、鈴木まなか自身もDJブースに姿を現し、ステージを盛り上げた。

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アンコールのMCでは廣川・小玉が感極まって涙を流す場面も。最年長の坂元葉月は「みんな今日まで全力で頑張ってきたので、それが一瞬でシュッて終わってちゃうのは寂しいけれど。でもみなさんふり返ってみてください。いっちゃん最初から今まで、楽しくなかったことってありますか?…ないよね!?」と観客を引っ張っていたのが印象的だった。そうして一人一人がメッセージを言い終えたところで、バンドメンバー紹介へ。「どんな気持ちで(ベースを)弾いているんですか?」「(ドラムは)筋肉はつきますか?」など、ゆる~い雰囲気での質問タイムに、バンドメンバーがタタジしながら答えていた光景にほっこりした。

最後に、秋の全国ツアー、そして7月にパリで開かれる「ジャパンエキスポ2017」へ出演することが発表された。同エキスポを主催するジャン=フランソワ・デュフール氏が3月に来日してメンバーと対面した様子がスクリーンに映し出されると、会場からは喜びの声が挙がった。デュフール氏は「わーすたで好きな曲は?」という質問に「うるチョコ」と、ばっちり略称で答える場面もあった。主催者が自らオファーに来たということもあって、わーすたメンバーは大喜びである。ジャパンエキスポは、毎年20万人以上を集めるワールドワイドなイベント。この夏は世界から集まった多くの人が初めてわーすたを目撃することになるだろう。名実ともにWorld Standard(=世界基準)となる日がまた一歩近づき、今回のZepp DiverCity東京ライブはまだまだ「夢」への途中経過なのだということを実感させられた。これから彼女たちが、どんな「夢」につれていってくれるのか楽しみにしたい。

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取材・文:大塚早貴

 

The World Standard ~夢があるからついてきてね~
<SET LIST>
M0 Overture
M1 いぬねこ。青春真っ盛り
M2 完全なるアイドル
M3 グーチョキパンツの正義さん
M4 ゆうめいに、にゃりたい。

M5 Doki Doki♡today
M6 にこにこはんぶんこ
M7 ぱわわわわん!!! パワーパフ ガールズ
M8 NEW にゃーくにゃくにゃ水族館2
M9 (新曲)Magical Word
M10 (新曲)ねぇ 愛してみて
M11 らんらん・時代
M12 Zili Zili Love
M13 好きな人とか居ますか
M14 Just be yourself
M15 ワンダフル・ワールド
M16 うるとらみらくるくるふぁぃなるアルティメットチョコびーむ

EN1 (新曲)stay with me baby
EN2 ちいさな ちいさな
EN3 約束だから